1.概要
エクセルにて複式簿記での会計ツールを自作してみました。
関数の組み合わせで一応作成はできます。
本当に基本的な機能しかありませんので、高機能をお求めの場合は会計ソフトを使った方が良いと思います。
「管理」シートにて科目と年度を設定し、「会計」シートにて仕訳入力を行う形になっています。
複式での仕訳を入力すると、自動で貸借対照表と損益計算書が作られ、また費用一覧や元帳の取得も可能になっています。
資産・負債と純資産の元帳については繰越残高表示が面倒なので、期中の増減額のみ表示する形にしました。
決算書で三期分の表示が可能なので、そちらで繰越残高は確認できます。
事業主貸と借についても、それぞれ別科目にすると計算がやや面倒なので、事業主貸借という一つの科目を用いています。
※ご注意:
本ツール使用による損害・トラブルについて私は一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
2.機能
行政書士の独占業務では無いので公開することにしました。
記帳を正確に行い青色申告で確定申告を行えば、青色申告による控除額が最大65万円になります。
シートの関数表示も伏せる必要は無いと思ったので外します。
もっと良い方法があるとは思いますが、関数を読めばどれだけエクセルが便利かが分かるかと思います。
作成にあたり、考えた機能は以下の通り。
1.行詰め
2.[名前]を用いての、空白でないセル範囲自動選択
3.複数列の一意性チェック
4.セル値に対応する列に対しての別の列値取得
5. 〃 別の列の集計値取得
6.[条件付き書式]による、空白でないセルの枠付け
いくつかの参考HPで載せられていた関数を組み合わましたが、ここでの紹介は割愛させて頂きます。
少々大袈裟な表現かもしれませんが。
個人的に、複式簿記は人類の特に大きな英知の一つと思っています。
そのうち、減価償却費の自動計算表も追加するかもしれません。
3.リンク
■サンプル
– フォルダ「k_会計ツール」(西丸のgoogle drive)
https://drive.google.com/drive/folders/1ND7y46SBEXe-z5AnIHSV_hC8roflgxcL?usp=sharing
※ダウンロードしてMS EXCELで開いて下さい。
■アップロード動画
– youtubeマイチャンネル/「参考8」エクセル/会計ツールの自作例
https://youtu.be/y9FXsQMJ7e0