1.概要
(1)背景や概要
代表的なWEBブラウザの一つ「Google Chrome」。
現在はある程度のPC性能があれば、さほどストレス無くウェブ閲覧ができますが、さらに高速化すれば遷移に伴う待ち時間を節約でき、情報収集の面でとても有効です。
方法としては「履歴やキャッシュ削除」「高速化ソフトや拡張機能の使用」「試験運用機能でのon・off切り替え」があるかと思います。
この記事では「試験運用機能」について紹介します。
(2)要件
・Google Chrome愛用者向け
・試験運用機能は動作保証対象外なので、承知のうえ使用する必要がある
(3)メリットとデメリット
①メリット
・ウェブ閲覧での画面遷移やページ移動時の動作が早くなる
※スムーズ機能をoffにすると味気無いかもしれないが、文章を読む上では効率的だし目にも優しいと思う。
②デメリット
・動作保証外であるため、予期しない不具合が起きても自己責任
※各設定項目の内容を理解した上で設定変更する必要がある
2.手順や必要書類
(1)手順
①検索バーに「chrome://flags/」と入れて、試験運用機能立ち上げ
②必要に応じて項目の設定変更
※[enable][disable][default]など。
③再起動
※右下の「Relaunch」をクリックすれば、閉じて自動で起動してくれる。
(2)設定項目
項目 | 備考 | お勧め設定 |
---|---|---|
Enable Reader Mode | Allows viewing of simplified web pages by selecting ‘Customize and control Chrome’>’Distill page’ 閲覧モード表示 | (閲覧モードを使わないなら)Disabled |
Smooth Scrolling | Animate smoothly when scrolling page content. ページスクロール時に、スムーズなアニメーションとなる | Disabled ※紹介サイトの多くで「enable」にとあるが、スムーズにすると遅くなるので逆かと思う。 |
Override software rendering list | Overrides the built-in software rendering list and enables GPU-acceleration on unsupported system configurations. ソフトウェアでの描画をGPUへ切り替え | (そこそこのGPUを積んでいるなら)Enabled |
GPU rasterization | Use GPU to rasterize web content. ウェブコンテンツの画像変換にGPUを使う | (そこそこのGPUを積んでいるなら)Enabled |
Zero-copy rasterizer | Raster threads write directly to GPU memory associated with tiles. GPUが直接メモリに読み書きする | (そこそこのGPUを積んでいるなら)Enabled |
他に無難そうな設定があれば追加予定。 ただし、設定は自己責任でお願いします。 |
3.注意点
設定によってはセキュリティに影響する場合もあるようなので、事前に内容をシッカリ把握する必要があります。
もし挙動がおかしくなった場合は、右上の「Reset all」をクリックして設定を初期化すれば元に戻せます。
とりあえず「Enable Reader Mode」「Smooth Scrolling」を切るだけでも全然違うかと思います。
4.ご参考HP
-【2019年版】Google Chrome(グーグルクローム)高速化!軽量化を実現する裏ワザまとめ
-Google Chromeを今よりも高速化!軽くする/設定方法
5.更新履歴
・2023/05/11:ページ公開